【川尻】稲の神様を祀る碑!?

いつものように、川尻を歩いていると…上の写真のような大きな石碑を発見しました!なにやら文字が書かれています。「ええと、倉(くら)稲(いね)魂(たましい)神(かみ)…。なんだろうこれ、読めないし…。調査しなくては!」

茶番につきあっていただいて、すみません。倉稲魂神皆さんは正しく読むことができますか?記事を読んで正解がわかってしまう前に、読み方を予想してみてください!では、今回はこの石碑について紹介させていただきます。

この石碑は、現在、川尻上野町の珍宝神社境内にあります。現在と書いたのには理由がありまして…他の場所から実はお引越ししてきたものだそうです。

もともとこの石碑があった場所にはなにがあったのか…。川尻上野町の秋田県職員住宅川尻公舎付近に、こんな標柱がたっています。

当時川尻村は旭川と雄物川の合流点にあったことで、重要な渡し場として雄勝・平鹿・仙北の3郡から、籾米(もみごめ)や日常物資などが多く運ばれてきました。五十間四方(約90m×90m)にもわたる藩の米を貯蔵した米倉があったようです。

ここに籾米を収納する際に、いくら気をつけていても、米や籾が道にこぼれてしまいました。このこぼれてしまった米や籾の供養のためにと、関係者の人(約60人)の募金によって天保10年(1839年)に建てられたのが、倉稲魂神(うかのみたま)碑です。たった1粒の米でも貴重であった当時が偲ばれます。

この石碑は昭和48年(1973年)に秋田市指定文化財に指定されました。

以上で、調査は終了しました…、が!?皆さん最後にこちらの写真をご覧ください。珍宝神社の写真です。

石碑…、ひとつじゃありませんよね?なにやら、標柱もたくさんある!珍宝神社には、まだまだ秘密がありそうです!調査を進めていき、また皆さんに紹介できればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

2 COMMENTS

二喜ファン

川尻には神様がたくさんいそうですね(笑)
さっそく、巡ってみたいです。ありがとう♬

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