【八橋】夏休みの自由研究応援!八橋の生活の基盤を支える施設

東京オリンピックの閉会式は終わってしまいましたが、
小中高生や大学生の皆さんはまだまだ続く夏休みを満喫できてますか?
これからお盆休みをとってご家族でお休みを楽しむ方も多いのではないでしょうか。
私は実家に帰れていないので家族には長らく会えていませんが、
夏休み真っ只中の課題に追われないという幸せに浸っております(笑)

さて、皆様、夏休みといえば、自由研究
私も小中学生の頃は毎年8月後半はギリギリの戦いをしていました…

今回は、八橋の生活の基盤を支える「八橋汚水中継ポンプ場」をご紹介します。
八橋の地域に根差したテーマで自由研究をしたい方や、
八橋についてもっと知りたい方にもお楽しみいただけると思います!

新しく生まれ変わった八橋汚水中継ポンプ場

秋田市立体育館の近く、秋田北バイパス沿いには
昭和45年から運転してきた「八橋下水道終末処理場」がありました。
令和2年からは「八橋汚水中継ポンプ場」に役割を変え、地域の生活を支えています。

 

平成29年撮影の八橋下水道終末処理場(秋田市HPより)

八橋下水道終末処理場の歴史

八橋下水道終末処理場が稼働を開始したのは昭和45年4月。

稼働開始時期の八橋下水道終末処理場(秋田市HPより)

それ以前は下水道は浄化されずに川や海に流されていたため、
産業の発展や人口増加に伴って水質の悪化が問題となっており、
下水をきれいに浄化する施設として稼働を始めました。
約半世紀、秋田駅の西側の地域を中心に約830ヘクタールの下水処理を担ってきました。

しかし、人口の減少や節水器具の普及などから水需要が減少し、その傾向が今後も続くと予想されること、
施設の老朽化が進み、多額の管理・維持費がかかることを鑑み、
事業経営の効率化が図られるようになりました。

県の管理する「秋田臨海処理センター」も同じ状況の中で流入水量が減少し
稼動が非効率になっているという課題を抱えていたので、
県と市が提携し水処理能力を増強を図り、秋田臨海処理センターへ処理機能を統合しました。

秋田臨海処理センター(秋田市HPより)

この統合によって、「八橋下水道終末処理場」は約50年の歴史に幕を下ろし、
「八橋汚水中継ポンプ場」として、臨海処理センターへ汚水を送るための施設に変わり、
今も地域の生活の基盤を支え続けています。

また、統合によって、今後50年間でかかる改築更新費は約50億円、維持管理費は約70億円の減少が見込め、
今後50年間で合計約120億円のコストが削減できると見込まれています。


下水道の役割

ここまで八橋の下水道の変遷を追ってきましたが、

「そもそも下水道ってどんな役割をしているの?」

と疑問に思った方もいるではないでしょうか。

日本下水道協会によると、下水道には4つの役割があります。

①街を清潔にする
人々が様々な用途で使用し汚れた水が下水処理場で処理されます。
汚水が直接街に流れることがないため街がきれいに保たれ、
害虫や悪臭を防ぐことできます。

②町を浸水から守る
街に雨水がたまり浸水しないように、素早く市街地の水を排除しています。

③身近な環境を守る
汚水を処理し、きれいになった水を消毒してから川や海に戻します。

④エネルギー・資源を創る
下水を処理する過程で発生したバイオガスを自動車燃料や都市ガスとして利用したり、
下水汚泥からリンを回収して肥料を作ったりすることで、
水をきれいにするだけでなく、エネルギーや資源を創りだしています。


まとめ

今回は八橋の生活の基盤を支える下水道に関する施設や下水道の役割についての記事でした。
お楽しみいただけましたか?
自由研究のテーマを見つけるきっかけになれたらうれしいです。


参考文献

秋田市HP:https://www.city.akita.lg.jp/suido/1011432/1026311.html
広報あきたオンライン版:https://www.city.akita.akita.jp/city/pl/pb/koho/htm/20200904/090404.html?fbclid=IwAR3Fxa-iC8fGLt1F6zUzo_cMn4EfPzPdK_SnP2UxJEWlamSq5cJbhamlLIM
秋田市上下水道局下水道整備課:https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001327655.pdf
日本下水道協会:https://www.jswa.jp/sewage/role/

八橋汚水中継ポンプ場の場所 MAPはこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。