馬口労町(ばくろうまち)は江戸時代、街道を行き交う馬を留め置くターミナルの役割を担っておりこのような名前が付いたのです。当時はとても賑わい人と物が行き交う輸送の拠点でした。
現在でも多くのお店が立ち並び、毎年お盆前の8月12日には“草市”が開催されます。(草市についてはまた別の記事で紹介したいと思います。)

馬口労町商店街を進むと立派な町屋があります。
現在は修復工事中ですが
これが県の有形文化財に指定されている 旧松倉邸 です。
江戸時代に油の商いを行っていた、正面が間口17m奥行き34mあり大変奥行きのある県最大級の町屋です。
この旧松倉邸、ある特徴があります。分かりますか?
それは…
写真から見える正面側が2階建てで奥が平屋構造になっているんです。
現在の家にはあまり見られない構造ですよね!
こうすることで参勤交代の際に往来した弘前藩主に建物を豪華に見せ威厳を示していたそうです。秋田藩のプライドと町人の努力を感じますね。
私もまだ実際に旧松倉邸を見学したことがないので、修復工事が終わるが楽しみです。
江戸時代から受け継がれる馬口労町の歴史と文化を学ぶことができる旧松倉邸。工事が終わり一般公開されたら、皆さんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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