【泉】泉地区コミュニティーセンター~午後編~

前回に引き続き、泉のコミセンの紹介をしていきます!

今回は午後の様子になります。

14:00 「ゴールドフライ」

金曜日の昼下がり、コミセンの大ホールに集う者たちの姿があった。真ん中にはネットが張られ、皆片手にはラケットを持ち俊敏にボールを追う。

このゴールドフライという団体は、ミニテニスという競技をする団体だ。

今は八人で構成されており、ミニテニス協会にも所属する本格的な団体だ。

毎週金曜日14:00から二時間、めいっぱい体を動かせるこのコミセンは本当にありがたい。

ただ、やはりコロナの影響は大きい。なにせこんなにも体を大きく動かす競技にもかかわらず、マスクを外すことが許されない。

しかし、このままならない情勢下では、施設が狭いため人数制限やそもそも貸し出してくれない場所が多い中、貸し出してくれるだけでありがたい。


19:00 「少林寺拳法」

木曜日、すでに日は落ちた19:00、子供たちが集まりだした。少林寺拳法のメンバーだ。下は小学2年生、上は大学2年生までと幅広い年齢層の若者たちが同じ屋根の下で汗を流す。

この団体はすでに11~12年の歴史を持つ団体で、今の高校生の中には始まった当初から所属する子もいた。

コミセンについて聞いてみると、子供たちが口々に言うことがあった。

「クーラーがついている。」

実はこのコミセン、住宅地の中にあるがゆえに近隣住民から苦情が来ることも少なくない。そのため、特に夜は大きな声を出すことができない。
この少林寺拳法には意外と大きなことである。そこで、この大ホールにはクーラーがついている。要は、窓を開けなくても大丈夫なようにする配慮である。
そのため、多少の声をあげても問題は無い。

大ホールの中には元気な子供たちの声がこだましていた。

21:00

もう外は真っ暗、利用者さんも各々が帰路についた。

今日も一日老若男女が集ったコミセンも寝る時間だ。各部屋の確認や明日の使用準備を整え、部屋を閉める。

灯っていた光が一つ、また一つと消えていく。また明日の朝を迎えるために。

泉地区コミュニティーセンターはとても利用者さんに愛されていた。

それは泉の人々にとどまらない。
保戸野、寺内、遠くは御所野まで、広い範囲の人々に利用されるコミセン、それはひとえにコミセンを守る人、使う人、そして周りに住むひと、みんなが作ってきた「コミュニティ」が根付いている。

このままならない情勢でも、負けないように毎日人が集うこのコミュニティーセンターはまさにその名にふさわしい役目を果たしている。

ーーー施設概要ーーー
・ところ:秋田市泉北1丁目20-27
・℡:018(824)8035
・定休:8月13日、年末年始(12月29日~1月3日)
・料金:完全無料

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