【築山】街をどうキリトル?あなただけの地図と歩き方

こんにちは!🌷 ハチンスです。まちプラ秋田へようこそ!

今回は,前回の記事で旅のお供として登場した,

「街歩きマップ」について紹介していきます😍 🍀

(まだ前回の記事を見ていない方は是非こちらもどうぞ!↓)

街歩きマップ〈おもて面〉

↑こちらが街歩きマップです!

以前から存在は知っていたのですが,ずっと誰が作っているかまでは分かりませんでした。ちょうど楢山にあるいくつかの店舗でも同じものを見かけたので,気になって聞いてみたところ,実際に作っている御本人とお話する機会を頂けました!(^o^)

今回の記事の中では,この方をSさんと呼ばせて頂きます!

 

【Part1】街歩きマップはどうやって広まった?

まず驚いたのは,このような地図を約20年前から作っているということ!歴史がある!😳 

でもこの地図を様々な店舗でも見るのはなぜでしょう??

本格的に作り普及するまでの経緯には,Sさんの活動が関係しています。

 

実は楢山の「日曜はしご市」を始めたメンバーの1人であるSさん。

 

ある日,同じくこの日曜はしご市のメンバーからの提案で,Sさんが街歩きツアーをすることに!・・・・・そこで始まったのがみちくさ日和という散策イベントです。

この「みちくさ日和」で,Sさんが参加してくれた方へのプレゼントとして作り始め,ここまで地図が普及するようになりました!

旅の思い出にもなってとっても嬉しいですね!

仲の良い店主さんなどにも配っているのだそうです!

 

【Part2】どんな種類があるの?

この街歩きマップ,1種類だけではありません🐾

上に載せた写真は「築地・楢山・亀の町エリア」でしたが,他にも秋田市内の様々な場所を取り上げています。

さらに今までつくったものとして,

  • 本屋だけをピックアップした地図
  • 今はない路面電車(秋田→土崎)の線路跡を追った地図
  • 川沿いを楽しむ地図

など,自分が欲しいを思った内容に合わせて様々な角度から切り取ってみることをしているそうです。

(確かに,普通の市販の地図って道路しか描いてなかったり,主要な場所しか載っていなかったりして意外と街歩きにはなにかと不便ですよね・・・。)

↑こちらが川沿いを楽しむマップ

Sさんが作るのはライフスタイルに沿った地図

 

  • 年齢や生活によって見え方が変わる景色を地図として残したい。
  • 同じ場所でも様々な楽しみ方をしてほしい。

そんな思いから少しずつ種類を増やしていきました。見えなかった部分を見えるようにしたり,街の見方をそれぞれのテーマで「翻訳」するような気持ちで地図を作っていると話してくださいました。個人的にはこの「翻訳する」という表現に,とてもしっくりくるものがありました!

 

【Part3】秋田に住むようになった経緯は?

秋田で生まれ,今やこうして秋田の町並みや歴史を楽しむSさんですが,学生の頃は早く県外に行きたいと思っていたそうで,実際に盛岡で暮らしていた時期もありました。

ある日,盛岡の城下町の町並みを特に気に入っていたSさんが,そのことを友人に話すと,

「盛岡もそうだけど,地元の秋田だって城下町じゃん!笑

と言われ,当時そうとは知らなかったSさんは衝撃を受けたのだそうです。

(私もそうですが,地元って子供の頃から当たり前に住んでいるので,詳しく調べようと思うことってあまり無いですよね😅 )

それをきっかけに地元をちゃんと知ろうと思い,自分で調べていくうちに徐々に秋田の奥深さにハマっていきました。

 

のちにしっかりと歴史について触れた記事を書きたいと思っていますが,築山地区は久保田城の城下町の中でも,内町(侍町)」と呼ばれる区分に属していました。区分によって道路のつくり方も異なっています。秋田駅周辺は立派な城下町だったんですね!

 

Sさんはこの内町ならではの「突き当りの多い道路」が好きで,簡単に通り抜けられず見通しが悪いため,冒険している気分になれて楽しいとおっしゃっていました。

(確かに築山地域を歩く時はワクワクするなぁと感じます。道路に秘密があったんですね!)

 

【Part4】Sさん流の街歩きとは?

○街に一つ新しいパン屋さんができたとします。これを「点」と考えます。

○この新しいパン屋さんでパンを買った後は,コーヒーを飲みたいなと思ったり。

○そうすると,パン屋さん(点)とコーヒー屋さん(点)が繋がって「線」となります。

○この点が線となり,線が増えていくことで,「面」が出来上がります。

→この「面」ができたとき,一つの楽しみ方が発見でき,それが新しい街歩きマップとなるのです。

この地に何も無いと思っているのは自分の心であって,物質的・歴史的にその地に何も無いということは絶対にありません。観光地だろうとどこであっても,街を知っているかどうかで歩く楽しさが変わるなぁというのは私自身とても感じます。

Sさんいわく,街の「ヘソ」を探すのも面白いとのことでした。

「ヘソ」基本的にお城であることが多いのですが,例外として港であったり,その街の中心となり栄えていた場所を指します。そこから広がる物語を探すと知識が深まりそうですね!

 

この他にも歴史などについて沢山教えて頂きとっても勉強になりました!歴史に関する話は後日,私自身で調べたことと一緒にまた書いてみたいと思っています!是非見てね😆 ✨

 

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