[旭北]秋田の観光案内はここにお任せ!

新型コロナウイルス感染症の影響で外出する機会が減り、「運動不足を感じる」「気分転換がしたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?

そういった方々にお勧めしたいのが、「街歩き」です!
街を歩いてみることで、今まで気が付かなかった街並みやお店を見つけることができ、運動不足解消にもつながると思います。
そのため、これからしばらく「旭北街歩きシリーズ」として、旭北地域にある通りやお店をご紹介していきたいなと思います。

今回は、秋田市の観光スポット発信地である、「秋田市まちなか観光案内所」(旧大島商会店舗)をご紹介したいと思います。

 

「秋田市まちなか観光案内所」は、秋田市大町1丁目にある赤レンガが素敵な建物です。ダルマで有名な星辻神社と同じ通りにあり、付近には旭川があります。
秋田の歴史や文化、食べ歩きの場所やおすすめのお土産などについて、訪れた方の希望に沿って案内してもらうことができるので、「秋田の観光地を知りたい」という方はもちろん、「秋田のことをもっと深く学びたい」という方にもお勧めです。

実はこの「秋田市まちなか観光案内所」、令和3年4月1日にオープンしたばかりなんです!

この赤レンガの建物は、秋田市最古のレンガ造りで、国の登録有形文化財に指定されています。元々、この建物は「大島商会」という、県内初のレンガ造り百貨店として明治34年(1901年)に建築されました。


明治35年頃、秋田駅を誘致するにあたり、駅を寺町西側(旧花立町南側)に誘致する西部案か、現在の秋田駅の位置に誘致する東部案かで意見が割れていました。大島商店は西部案を想定し、下肴町(現在の大町6丁目)に店舗を建築しましたが、東部案が採択されました。


しかしながら、当時は洋品の帽子や高級雑貨など、流行の商品を取り揃え、洋品雑貨の分野では県内を代表するほど有名な商店だったようです。
また、この大島商店は本店のほかに、秋田駅と土崎駅構内、大正には東店、広小路の秋田ビルジングにも出店し、繁盛していたそうです。

残念なことに、昭和初期に大島商会は廃業し、店舗購入した通町高砂堂が喫茶店として開業しました。
その後、貸店舗として「花京都」というお花屋さんが入居していましたが、道路の拡幅により移転することになりました。その際に、建物は耐震補強のため一旦解体され、移築されました。移築にあたり、使用可能な赤レンガは当時のものを再利用し、小屋根も当初の形のまま、現在の建物の2階天井裏に継承されているそうです。

そして今年4月にオープンしたのが、「秋田市まちなか観光案内所」です。
こうして調べてみると、百年以上前の歴史が、現代の街並みに深くつながっていることが分かり、非常に興味深かったです。

皆さんもぜひ一度、「秋田市まちなか観光案内所」を訪れてみてはいかがでしょうか?

次回は、今回の記事で登場した「星辻神社」について書こうかなと思っています。

お楽しみに!

 



[秋田市まちなか観光案内所]所在地  秋田県秋田市大町1丁目2番37号
TEL    018-824-8686
開所時間 4月から10月まで
                午前9時から午後7時まで
     11月から3月まで
                午前9時から午後6時まで
休館日  12月31日から1月2日まで
                   (臨時で変更になる可能性あり)   

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