Written by 島村凱開
皆さんこんにちは!道端には山菜たちが咲き始め桜が開花し、人や動物が目覚める春の匂いが漂うにぎやかな時になったと感じます。さて今回は春の訪れを告げる桜と私が何度かお邪魔していた日吉八幡神社こと八橋の山王さんについて少しお話したいと思います。
八橋の山王さんは県庁の近くにある八橋公園の北側にいらっしゃいます。その歴史は古く、起源は鎌倉時代まで遡るといわれているのです。境内には幾つもの桜の木が植えられていて、とても街中とは思えぬ静けさと自然の息吹を体感することが出来ました。また秋田県内で唯一の木造重層建築物の三重塔があり、緋色に染まった姿と桃色の桜が妖艶な雰囲気を創り出しているのです。

一日の日は大事なり稲の花
子得

本殿や鳥居、三重塔をはじめ、日吉八幡神社には多数の秋田指定有形文化財が集まる場所でもあります。江戸時代佐竹氏が久保田を整備した際には多くの町人から総鎮守として慕われ、やがて「八橋の山王さん」や「外町の鎮守」として多くの人間たちにとって大切な存在になっていったのです。境内には狛犬たちが静かに現代に生きる人たちを見守っているように思います。
(文) 島村凱開
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