今回は小松クラフトスペースさんを紹介します!
3代目の現店主小松和彦さんにお話しを伺いました。
創業は70数年前小松工服店から始まる老舗。
2代目のお父様の代から呉服や民芸、日本の物から世界の物までさまざまなものを扱うようになったそうです。
1階は雑貨などのセレクトショップや小松さんこだわりの食材があります。
実は、他には流通していない貴重な蜂蜜もあるんです…!
2階は1ヶ月に1回くらいの頻度で商品が入れ替わります。
今は秋冬ものを販売していて、可愛らしいキャンドルもあるんですよ!
こちらのキャンドル作家さんとは東京時代に出会った人で、今でもこうして親交があり、お仕事につながっているそう。
色合いがステキでこれから訪れるクリスマスにもピッタリですよね♬
–小松さんのこだわり-
「ジャンルに囚われずに、手仕事の良さを伝えたい。」
「お客様にとって「発見」があるお店であるといい。」
小松さんの思いの通りこちらのお店には「手仕事」のものがたくさんあります。
例えば、こちらのカシミヤのマフラー。
なんと!!インドのカシミール地方に行き、標高4500mを登り、直接購入してきたヤギの胸毛だけを使っている「本物のカシミヤ」だそうです!!すごい…!!
ちなみに…
現在流通しているカシミヤは、90%以上が中国産!
インドのカシミール地方のカシミヤは10%未満だそうです!
こんなにも貴重なマフラーが小松クラフトスペースさんにはあるんですよ!!
カシミヤ、触らせていただきましたが、これまで触ったことがないほど柔らか〜~い触り心地でビックリ!!
私の知っているカシミヤはなんだったんだろうと思ってしまいました!!!
小松さんは「手仕事」の魅力についてこう語ります。
海外に行った際には日本では考えられない生活がたくさんある。
しかし、そんな日常の中の「手仕事」にはストーリー性があり、
どういった人たちがどのように作っているのか、実際に目で見るのが面白い。
しかし現在は、世界の均一化や過酷な環境での手仕事が問題となり、伝統の手仕事が薄れてきてしまっている現状もあるそう。
「あるうちに」が本当に大事だとおっしゃっていました。
◯コロナをきっかけとして新たな事業へ
小松さんはこれまで、世界各地のものを実際に行って集めていましたが、今はコロナの影響で行けなくなってしまったそう。
ピンチ!かと思いきや、「集めたものだけではなく自分たちで新しいブランドをプロデュースしていこう!」と考え、今は地元秋田のものを中心に販売しているんです。
小松さんは
「コロナがあったからこそ秋田のものを伝えられている。」
とおっしゃっていて、ピンチをチャンスに変えていました。
本当に視野が広く、素敵な考えをお持ちの方でした。
現在、2020年11月28日〜2021年3月7日の間に橫手市の秋田近代美術館で「ARTS &ROUTES〜あわいをたどる旅」が開催されています!
小松さんが携わる秋田人形道祖神プロジェクトも菅江真澄の遊覧記をオマージュしながら、過去と現在を描く作品を出展しています。
また、2020年12月4日から渋谷ヒカリエで「LONG LIFE DESIGN 2 祈りのデザイン展-47都道府県の民藝的な現代デザイン-」というイベントが開催されます。秋田県からは小松クラフトスペースさんが「人形道祖神」をメインに出展しています。
イラストレーターの宮原葉月さんとタッグを組み、オリジナルの雑貨やTシャツなど販売しているそうです!カラフルでとっても可愛いですよね!
本当にひとつひとつ見るのが凄く楽しかったです。
みなさんも小松クラフトスペースに是非行ってみてください!
きっと素敵な「発見」がたくさんできることでしょう。♪
小松クラフトスペース
〒010-0001 秋田市中通4丁目17-9
TEL:018-837-1118
営業時間:10:00-18:00
定休日:日曜日
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