9月もそろそろ終わりが近づき肌寒くなって来ましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は八橋にある葬儀場「メモリーホール別邸八橋」をご紹介いたします。
「葬儀場」と聞くと、普段の生活とは少し離れた存在のように感じますが、
イベントを開催するなど、普段から地域とのつながりを大切にされています。
愛にあふれる社長の加藤さんと、同社が開設、運営している「秋田高齢者支援センター」の山崎さん、長谷川さんにたくさんお話を伺うことができましたので、今回と次回の2回にわけてご紹介いたします。
1回目は「メモリーホール別邸八橋」はどんな施設なのか、そしてそこに込められた加藤社長の思いを中心にご紹介します。
「メモリーホール別邸八橋」とは
「メモリーホール別邸八橋」は、草水津川沿いの複合商業施設パブリの隣にある葬儀場です。
私は以前、何度かこちらの前を通ったことがありましたが、なんだか別荘のような雰囲気の建物だな、と感じていました。
「メモリーホール別邸八橋」の地図はこちらからご覧ください。
「メモリーホール別邸八橋」という名前に込められた加藤社長の愛
「家族だけで過ごす最後の時間は亡くなったことを理解するため そして向き合うための大切な時間」
https://www.youtube.com/watch?v=gapsxXiWnUc
加藤社長は、このような考えのもと、家族が自宅のように感じられる安心な場所で、亡くなった方と向き合い、その死を受け入れお別れの時間を過ごすことを大切にされています。
「別邸八橋」という名前には、日本古来の家族葬に近い形でお別れをすることで、自然と亡くなったことを理解し、家族がその先も幸せに向かって生きていくことを大切にする思いが込められています。
ここで過ごす時間が、遺された家族のグリーフ(悲しみ)の緩和につながる、と加藤社長は語ります。
「メモリーホール別邸八橋」では、そのような時間の中で、専属の3人の板前さんが亡くなった方の好きだったメニューを食事に取り入れるなど、遺族が故人の思い出を語り合いながらお別れの時間を過ごせるように心掛けているそうです。
施設の中は、遺族がご遺体とともに過ごす場所を、家と同じような作りになるようにキッチン、寝室、お風呂などを備え、リビングを一番大きくしています。
加藤社長が、肉体の死のあと、思い出を語る人がいなくなる時が人間の二度目の死だ、と教えてくださいました。
時代の移り変わりに伴って核家族化が進み、親戚が集まる機会が減っていく中で、お別れに際して家族が集まり、故人の思い出を語り合い、質の高いお見送りをすることで、その先も節目には故人を偲ぶ習慣ができていくのだろう、と感じました。
地域とのつながり
「葬儀場」は普段の生活から遠い存在に思えますが、
「メモリーホール別邸八橋に来たら楽しかった」という思い出を作ってもらいたい、という加藤社長の思いのもと、八橋町内会のイベントやコスモスロードのお祭りなどで「何でも100円ショップ」や餅つきなどを開催しています。
現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催されていませんが、以前は八橋人形やハンコ作り、ハーバリウム作りの教室などに「メモリーホール別邸八橋」の会食場を無償で提供したり、時には社長自らが教えるケーキ作りの教室も開催することもあったそうです。
こうした会で提供される専属の板前さんによるお弁当も大好評とのことでした。
また、数年前には地域のミュージカルの練習場所を提供し、社長自らも多くの大学生や地域の方と一緒に出演されるエネルギッシュな一面も!
今回お話を伺ううちに、私は、加藤社長の積極的に新しいことに挑戦される姿に非常に感銘を受けました。八橋とは離れた場所ですが、現在ご自身で畑を耕し、いぶりがっこの製造もされているそうです。いぶりがっこのHPはこちら
今後コロナが落ち着いてきたら、地域の集いの場としての役割を担っていくべく、「別邸八橋」にてお得で美味しいランチの提供なども考えていらっしゃるそうで、私もとっても楽しみです。
コロナ禍においても加藤社長は、出来ないからやらない、というだけでなく、「今いかにして何をするか」が大事なのだ、と楽しそうに語ってらっしゃいました。
まとめ
さて、今回は「メモリーホール別邸八橋」の目指すものや地域とのつながりについてご紹介いたしました。
「メモリーホール別邸八橋」の葬儀のあり方が、加藤社長の慈愛に満ちたビジョンによってデザインされていることがわかりました。
次回は加藤社長や山崎さん、長谷川さんの思いを実現すべく生まれた高齢者支援についてご紹介いたします。
お楽しみに!
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