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【川尻】稲の神様を祀る碑!?
今回は、前回に引き続き珍宝神社(川尻上野町)境内の秘密を探っていきたいと思います。調査したところ、珍宝神社には3つの石碑があることがわかりました。その中の1つである「倉稲魂神碑」は前回紹介させていただきました。
2つ目の石碑は「必勝祈願碑」です。
こちらの「必勝祈願碑」は「倉稲魂神碑」よりも大きくどっしりとしている印象を受けます。戦争に多くの若者が兵役にかり出された時代に、「帰らぬ者を悲しみ、必ず何事にも負けず、帰って来いよ」と祈りを託してこの碑がたてられたといわれています。
3つ目の石碑は「金毘羅大権現碑」です。
この石碑は小さいですが、碑面の文字には迫力があります。1800年頃、廻船業を営んでいた者が中心となり、難波事故が起きる危険な場所の岩を砕いて、船の安全を願った記念のものといわれているそうです。
最後にこちらの標柱をご覧ください。
実は、オリンピックで水泳の日本代表として活躍された長崎宏子選手は、川尻地区出身なのです!川尻小学校在学中から水泳(平泳ぎ)で頭角をあらわし、12歳で平泳ぎ日本一となります。そして1980年に幻のモスクワオリンピックで小学生初の代表に選ばれます。山王中学校在学中には日本記録を次々と書きかえました。
以上で、珍宝神社境内の紹介を終わりたいと思います。今回珍宝神社の調査をしてみて、先人のみなさまの苦労や文化、伝統の重みを感じることができました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
珍宝神社のまわりは民家となっておりますので、参拝にお越しの際はお気をつけください。
長崎宏子さんは川尻の有名人ですよね。今度地域の集まりで、講話などしていただけたら参加したいです。