懐古の幸せをもとめて「食堂ももふく」

皆さんこんにちは!近頃は透き通った青空が見えるようになり、長い冬が終わりを告げようとしているように思います。さて私は雪深い秋田の山から市街地に行きお散歩をしていたところ、思いがけず不思議なレストランを発見したのでそちらを紹介していきたいと思います。

 

店舗名食堂ももふく
営業時間 昼の部: 11:00 ~ 15:00
夜の部: 18:00 ~ 21:00

食堂ももふくとは?

秋田市山王の市役所近くの、古びたビルの一階に小さなレストランがあります。名前は「食堂ももふく」。百の幸せを呼ぶお店にしたいという思いが込められているんだとか。都会の騒がしさから一転、和やかさが漂う店内はゆったりとした時間が流れており、私がお邪魔させて頂いた時も沢山のお客さんが楽しそうにお話しされていたことを覚えています。

秋田の冬を体験し、愁いと疲れが溜まってくる頃、当店で食べたハンバーグとホットケーキには真心がこもっているように感じ、食材と真摯に向き合う料理人の葛藤と愛情が詰まった一品がどこか懐かしく感じました。ハンバーグプレートには他にはごはんやサラダ、茶碗蒸しが一つ一つ丁寧に盛り付けられていて、色彩豊かな料理は身も心も温まる絶品です。また食後のデザートとして頂いたホットケーキは甘美な味付けがされているにも関わらず、ふわふわした甘さが控えめな不思議な心地に浸りました。

「食堂ももふく」には時間、空間、食事というコンセプトがあります。人間にとってなくてはならない衣食住のを「四季折々」のテーマをもとに料理を提供し、訪れる方々の憩いの場であるテーブルにお食事を運び、楽しくお話をする時間を創る….  空腹の時代を忘れ、現代では失われつつある食べることの喜びや時間との向き合い方を考える場所にひょっとしてなっているのかもしれません。

今回私がふらりと立ち寄った「食堂ももふく」でしたが人々が現在失いかけている食べることの幸せ友人や家族と過ごす時間の大切さを再認識させてくれるふしぎな旅になったかなと思います。皆さんもぜひ立ち寄ってみてください!

Written by: 島村凱開

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